言葉

昔にかりた本の中の

いちばん気に入った言葉を

おわりのところに書いておいた

あなたも好きになるように

 

遠く離れたこの街で

あなたのことは知りたいけど

思い出すと涙が出るから

返事はいらない

 

 

 

たまたま通りかかった主人公にラップのライムを

褒められた男が、主人公に言った。

 

I appreciate you.

 

 

自分と折り合いをつけるためだけにしている何かが、

例えば詩作が、

ふと誰かに漏れ伝わるときに、

おれたちは少しばかりの外向きの言葉で、

感謝をするのです。

 

映画「パターソン」を観て。