オンリー

しか勝たん を英訳すると何になるか、グーグル翻訳で調べてみた。

Only won.

と出てきた。もうちょい捻ってくるのかなと思ったけど、どストレートだった。

月がきれいですね(©漱石)ぐらいのが欲しかったが、まあそんなもんか。

 

〜しか勝たん、という言い方は、とても好きだ。

もう若くないし、そもそも推しの文化もわからないし、自分では全然使わないけれど、

かなりいい言葉だと思う。

心の内の、対象への好き過ぎる気持ちが、そのまま言葉になった感じがする。

そういう発生のされ方の言葉は、たぶん強い。

いま辞書に載っている慣用句みたいな言葉の多くは、きっと昔の人の得た

知見なり感動なり反省なりから出来てそのまま残ったものだし(その一部は

現在では実感がないものとして残ってしまっているけれど、それはもっと未来には

全く使われなくなるだろう)

成り立ちがシンプルなのもいい。語呂も悪くないし、スッと脳に入る。

想像というか願望だけど、ただの流行り言葉でなく、本来の意味を超えて、ちゃんと日本語になってほしい。

年月を乗り越えて、いつか広辞苑に載る。そんな風に思う。

 

俺の〜しか勝たんは何かな?と考えて、あ〜、こないだ千葉物産展で買った

味噌ピーナッツだなと思う。ウイスキーに合って、超うまいんだよ。

私の〜しか勝たんは、味噌ピーナッツです。

 

さっそく用法が違う。

訂正しよう。味噌ピーナッツしか勝たん。

 

我が家でも、職場でも、誰も使っているのを聞かないが、

みんな普通にしか勝たんを使ってくれと密かに思っている。いい言葉だから。