動画

子の幼稚園の休園期間中に、先生たちが作ったらしい動画が何回か送られてきた。

誕生月の園児の誕生日を祝うものだったり(先生たちが〇〇ちゃんおめでとうとか

歌っている)、観ながらできるミニゲームのようなものだったりするのだが。

 

とにかく驚いた。

すごくちゃんと編集されていることに。

 

歌詞やコメントにテロップがちゃんとつき、

ぺラッとページをめくるような編集やワイプみたいなことも、当たり前のように

上手になされていた。

 

俺は、やばいと思った。

もう動画編集は「そういうのが好きなやつがやる技術」では全然ないんだと。

学校の先生が、仕事の相手が、家族や友達が、ごく普通に行うものに、

なってきている。

 

一昔前だと、ワードやエクセルなどができないおじさんに

「おーい君、ちょっとこの表のここを直してくれんか~」「うぃす」みたいな感じで

呼ばれていたと思う。

俺はずっと「うぃす」側にいたが、このままだと「おーい君」側になるのは

時間の問題だ。

 

仕事もみんな動画になる。

名刺が動画になる。いかに自分を見せるか編集スキルが問われる。

提案資料も動画になる。データも図も文書もぜんぶ動画でプレゼンする。

見積書も動画。手練れの営業マンが

「この新製品は頑張ってお値引しましたので税込で1万8000円になります。

こんなお値打ち価格は御社にだけです!お得みしかないwwwwww

なお在庫はあと・・・」

とか言う。金額がOKだったら「安いいね!」を押してもらう。交渉成立だ。

 

この際、通勤も動画になる。

ぎっちぎちにおっさんが詰め込まれた満員電車の動画を15分も見れば

どんなに眠くても気持ちは仕事モードに変わるだろう。

 

時代が変わった。エクセルとかパワポで調子こいてる時代はとっくに終わった。

動画編集わからないおじさんにならない為に、今日から意識を変えよう。

「俺に一身上の都合が降臨!!!もう限界wwwww」みたいな辞表動画を

上司に提出することにならないように。。。