運転をする
家には車がないし、仕事も閑古鳥なので、もう1か月くらい運転をしていない。
あるレベルまでは、運転技術は経験値に比例すると思っている。乗ってないと
どんどんヘタになるという危機感がある。
ただでさえ家では役にただず、飯食ってあとは胡散臭いエクササイズしかしていない。
これでは父の威厳を保てない。せめて車ぐらいビシッと運転できないと。
カーシェアで2時間くらい乗ってくるわと妻君に言い放ち、スズキ・スイフトを
借りた。スイフトはいいが、よりによって黄土色だった。ウコンドリンクの箱っぽい。
まあウンコよりましかーなどと思う。出足から微妙。
道はご時世でか、ものすごく空いていた。カンは鈍っている感じもなく、順調。
よかったよかった行けそうじゃんと暫く進むと、どういうわけか威勢の良さそうなゴミ収集車(3人乗り)がビタづけしてきた。
ウコンスイフトはやっぱダサいんだろうか。
バックミラーからみえる運転席の男は爆笑している。
うわーセンパイまじウケますねあの車。おれ100万円貰っても乗れませんよwww
とか言っているのかも。
環七に入ったところで、我がスイフトはゴミ収集車に豪快に抜き去られた。
帰りに、シャトレーゼに寄った。
甘いものが好きなわけではないが、たまにシャトレーゼで男らしくシュークリームやプリン、
そしてなぜかとても安いケーキ(なんでなのか?)などを袋いっぱいに買って家に帰る。
妻や子に一瞬でも「おおおおぉ」と思われようとしなければ、俺はやってられない。
普段から駐車場での車庫入れが好きではないが、今日のウコンスイフトでは
驚くほど華麗にバック駐車ができた。うますぎて自分に酔った。
それやるの今日じゃなくて、会社の上司とか、妻君とか乗せてる日だろうが!と
自分に言った。
シャトレーゼではチョコアイスバーやらコーヒーゼリーやらケーキ数個(安い、なんで?)を買った。そしてウコンスイフトを返却すべく、駐車場まで戻った。
マニュアル通り、お忘れ物のないよう、車内をご確認のうえ、
ダッシュボードにキーをお戻しになり、カードでドアをロックする。
運転終わり。問題なし。
そして、ロックした後に気づく。
大量のチョコアイスバーをトランクに入れっ放しな事に。天気:晴れ。気温:24度。
こういう時に限って、コールセンターの番号がすぐには出てこない。
ウコン色のスイフト。ウンコ色に染みゆくトランク。。。
まあ、今日にしちゃ悪くないだろう。